Dermatologyに掲載

2017年07月17日

先日、アジア獣医皮膚科専門医の一人である伊従先生からのご依頼を受け、インターズー社のDermatologyに寄稿させて頂きました。今回は膿皮症の外用療法についてのお題でした。

この雑誌はワンちゃんネコちゃん等の小動物の皮膚科について特集している雑誌で、所謂専門紙のようなものになります。過去にも他の先生からのご依頼で執筆していますが、今回は様々な先生方がそれぞれの質問に回答していくという形で、錚々たるメンバーの中に名を連ねさせて頂けたのはとても嬉しい経験になりました。時期的に春の予防シーズンで多忙を極めていたのでかなり苦労しましたが、こうやって形になると嬉しいものです。

一般クリニックでここまでアカデミックに発信をすることは難しいものがあります。日頃の診療に加えて、病院の経営やその他雑務全般をしながら行う事になるため、キャパが足りなくなりがちです。学会に出席したり、雑誌を読むことはお金を払えば簡単です。しかし、演者側になることはとても骨が折れますし、誰でも良いという訳ではありません。実際に書いている方の殆どはご高名な先生、皮膚専門の先生や大学の方等です。私の様な若輩クリニックの院長では殆どいないのが実情です。この中に加えて頂くことはとても光栄です。

自分としては、町のクリニックではあるけれど、きちんと学術的にもしていたいという思いがあるので、大変でも頑張り続けようと思っています。直接的では無くても、それが自分の獣医としてのしっかりとした背骨の1つとしてなり、皆様のお役に必ず立てると信じています。なるべく分かり易く、一般の方でも分かるような内容に仕立てたつもりです。是非ご覧になって下さいね。

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