黄疸の子 その後

2015年12月14日

先日ブログで話題になった黄疸を起こしたネコちゃん。退院し、現在は投薬治療で経過観察中です。

退院後、ステロイドを減量したところ黄疸の再燃や肝酵素値の上昇を認めたため、再度増量しての再診です。。。

すると問診の時点で体重の増加を認めたり、明らかな食欲の良化が認められているようです。これは期待が持てるのでは。。。

そう思って検査を行うとやはり黄疸の数値は改善し、肝酵素値は今までに無いくらい数値が低下しています!!とてもうれしい結果です。しかし、ステロイドに奏功するとなるとやはり完全にリンパ腫が否定できていない以上は懸念は拭いきれませんが、肝臓と脾臟はFNAで一応リンパ腫が除外出来ていることと併せてオーナー様と相談の結果、同治療を継続していく事になりました。胆管肝炎にはステロイドや免疫抑制剤が必要なケースもありますので、今後はどのようにお薬をチョイスしていくのかを検討していく必要があります。

オーナー様、ネコちゃ共に投薬に慣れてきており、度重なる検査にも頑張ってくれて、こちらとしても何としても報いなければ!!と鼻息荒くしております。まだまだ若い子ですので、少しでも早く、負担のない状態が作れるよう頑張ります!!