年末年始:初診の方の診療の問い合わせについて

2018年12月31日

年末年始、他院様が休診の影響で初診の方の診療の問い合わせが増えていますが、気になった事がありましたのでこちらに記載しておきます。

お電話にて診療を受けたほうが良いのか?という旨の問い合わせが圧倒的に多いです。この質問は大変困りますし、返答に窮していまします。結論から言えば「診てみないと分かりません!」です。明らかに必ず来て下さい!という状況以外(発作・尿が出ない・事故など)では診てみないと判断出来ません。

元々当院をかかりつけとされている場合であれば様々な情報や経過を熟知していますので、必要性をご相談頂くことは大切なことですが、初診の方の場合は全く分かりませんので、尚更診療の必要性については全くお答えできません。そして、それらのお答えをしているとその間電話が塞がってしまい、本当に助けを求めている方が困ってしまう事になります。その都度対応することで多方面での業務が止まってしまうことにもなります。診察を経ずに大丈夫ということは一切申し上げることは出来ませんので、病院に行ったほうが良いかどうか?のお問い合わせはご遠慮ください。

あと、初診で薬だけ欲しいというケース。こちらも対応できません。法律でお薬は診察を経ての処方ということになっています。お薬を処方するということは大変責任のある行為ですので適当な事は出来ません。また近年は農水省からもこの様な案件に対して徹底するようにとの通達も多くなっています。面倒がらずにきちんと受診をして下さい。

心配なら、分からないなら、とりあえず受診しましょう。そのために病院が開いています。電話相談口として開けているわけではありません。連れて来てもらえれば何とか出来ると思いますし、最善を尽くします。連れて来れない子の場合は往診の獣医さんを頼りましょう。年末年始の特殊な時期だからこそですが、皆様のご理解とご協力のほど、お願いいたします。