外用薬(塗り薬)

2019年05月10日

GWは皆さんいかがお過ごしでしたか?

当院は診療を行っていましたが、連休だからお預かりの子が来るくらいでそこまで忙しくはならないかな?なんて思っていましたが、かなり混雑をしてしまいました。お待たせしてしまった方も多く申し訳ありませんでした。多忙を極めており中々ブログも書けません。。。

さて連休明けも変わりなく診療を行っており、引き続き皆様の力になれればと思っております。

この時期になるとアトピー性皮膚炎など慢性皮膚疾患がある子達の中で痒みが憎悪してくる子が増えてきます。その場合、色々なパターンで我々を悩ませてきます。全身に症状が出る子、局所的に出る子、痒みが主体の子、二次感染を簡単に伴う子などなど。症状の強さも千差万別ですし、飼い主さんの希望も同様です。

皮膚疾患にアプローチしていく場合には①シャンプー②飲み薬③外用薬④食事管理やスキンケアなどを組み合わせていきます。その子の性格や生活環境、飼い主さんのご事情などによって様々な引き出しを用意することが大切です。

その中で最近重要性を感じているのが外用薬です。

様々な剤形、薬効、薬の強度などとても多くのものが存在しています。動物さんたちの場合、毛があることや、舐めてしまう等、外用薬が使いにくいケースもありますが、これらを留意していくことで漠然と投与していた飲み薬を減らしたり、シャンプーなどの負担を減らしたりすることが可能となる場合も結構あります。

たしかに使いすぎても副作用が出ることもありますが、内服よりは安全性は高いですし費用も比較的負担は少ないと感じています。アポキルを飲みっぱなしの方が良い場合もありますが、切り替えてもうまくいく事も少なくないので上手な維持・管理を模索している場合には大きな一助となるかもしれませんね。

さじ加減が大事なお薬ですので、お悩みの場合はお気軽にご受診下さい。