待合の本を追加しました、、、これは凄いです。
2019年04月16日
当院の待合には幾つか本を置いています。
自分が掲載されたものをこれ見よがしに置いたりもしていますが、最近は猫マンガが増えてきています。
そこに新たなラインナップを加えます。
それがこちら。。。
「ぺん太のこと①」
ソフトタッチな絵で、猫とのあるあるな生活が描かれています。
ほんわか系マンガですね。
でもこの巻、凄いです。本当に泣けます。泣けました。自分自身、獣医師ではありますが、それと同時に一人の飼い主でもあります。本当にすごく突き刺さるものがありました。
生き物を飼うってこういうことだよね、ってことをとてもリアルに描かれているなって思いました。うまく表現できないですが、生きている以上は最期が必ずやってきます。その最期をどのように過ごさせてあげるべきなのか?そしてどうやっても自分たちが無力に感じてしまうこともあると思います。それはとても辛く悲しいことです。二度と経験したくない、動物を飼うことを止めようと思ってしまうことすらもあります。でも動物がいることで貰える温かい何かがそこにはちゃんとあるし、それはどうしても他で代わりが効くものではありません。だからこそ動物と暮らしたいと思うのでしょう。エゴと言われるのかもしれませんが、それを少しでもエゴにならないように、決して言ってくれる訳ではありませんが、ウチに来てよかったよって動物が最期に言ってもらえるように暮らしてあげたいなって思えた本でした。
そんな飼い主さん目線と共に獣医師として自分が出来ること、手伝えること、、、もう一度再確認させてくれる本でした。いや、ホント参りました。
お勧めしたものの、これは最後まで辿り着いた時の涙腺堤防決壊力は凄まじいものがあると思います。待ち時間の間に読むのはある意味危険かもしれません。。。号泣で会計や診察という絵図ができてしまうかもしれません。ご興味がある方は是非!